2016年2月5日金曜日

2016/02/05 チケットやら航空券やら

今年は例年よりずいぶんと早いタイミングでサマーツアーがアナウンスされました。
去年のDick'sがあまりにも楽しかったので、今年もできれば夏のツアーに行きたいなと思っていました。

2013年のNYEの時に、Cash or Tradeでチケットを譲ってくれたIがカリフォルニアに住んでいて、長年のPhish友達Eがジョージアに住んでいるのですが、もしツアーにどちらかが入ったら友達に会いに行きつつショウを見に行こうと決めていました。

サマーツアーにサンフランシスコのBill Graham Civic Auditorium(通称BGCA)が入ったので、私はそこに行くことにしました。
日本の夏休みの航空券が高騰する時期の少し前、そして日本の3連休というタイミングなこともあり、休みもとりやすいし。

旦那は仕事が休めない。でも旦那は、2009年に行ったThe Gorgeは、ぜひともまた行きたいという希望。金・土だし、やはり3連休に絡むから、仕事はなんとかなりそうだという。
私だって、The Gorge大好きだから、そこも行きたい。
費用的にはチケット代とキャンプの滞在費、レンタカーなので、サンフランシスコとはしごをすることに決定。旦那はThe Gorgeのみ。

The Gorgeについては、100%と言ってもいいくらいチケットが外れることはないので、それは旦那の名義のカードでエントリー。

BGCAのフロアはすべて自由席扱いのGAで、2階は少しだけシートがあるがそこも自由席。
キャパシティは6,000という、かなり争奪戦になりそうなべニュー。
私は2002年の年末にそこでSCIを見たので、おぼろげとはいえ、会場の記憶はあった。
ツアー日程は月、火、水という平日3daysなのだが、それでもここを選択するファンは多いだろう。

年末に旦那のNYEのチケット抽選が全滅して、その手配でものすごーく苦労したばかりだったので、なんとかオフィシャルの抽選でできるだけチケットを入手したかった。
この会場ならもし仮に多く当選しても、苦労せずにエクストラを譲渡できることもあり、自分のオーダーとは別に6人の友達に協力をお願いした。

2月25日 当落結果発表

私 全滅
友達1 18,19 当選
友達2 19,20 当選
友達3 19  当選
友達4 18  当選
友達5 18  当選
友達6 20  当選

合計 18/3枚 19/3枚 20/2枚 全部で8枚が当たった。

連絡がとれた順に采配していったので、チケットの采配がやや非効率に交錯はしたのだけれど、結果としては3日間すべてオフィシャルPTBMで揃ってホッとした。

3枚は自分が使う。
エクストラとなった5枚を采配。
18日2枚は日本の友達に譲渡、19日1枚は当選した人が自分で使いたいというので返却、19,20各1枚は年末に旦那のチケットの件でものすごくお世話になったSに譲渡が決定した。

当落結果が朝早い時間に出たので、各友達に結果がどうだったのか確認してもらいつつ、サマーツアーに行く予定の友達と情報を交換しながら、エクストラチケットをさばいていくというのを、ほんの2時間程度の間に終わらせる。
まあまあけっこうな数のメッセージをいろんな人とやりとりします。
エクストラの采配については、過去のやりとりでお互い様でお世話になった順だけれど、それ以降は連絡してレスポンスの早い順で私は割り振っていきました。

当落はエントリーした際のメールアドレスにメールで届くのだけれど、その前にクレジットカードの明細に出たりするので、カードのweb請求書をこまめに確認しているとメールが届くより先に当選がわかったりもします。

ちなみに、1人が1枚だけ当った場合、その1枚に対して下記の費用がかかるので、1枚の単価がかなり高額になります。この時期のレートで平均10,800円くらい。
それに自宅に転送してもらう送料が宅急便で約700円かかることになります。あとは、当選した友達の口座に振込をする際の銀行の振込手数料。

チケット代 $65
手数料 $8
送料 $21.95
合計 $94.95

たとえば転売する場合、アメリカ国内の場合は送料が$10くらい安いので、アメリカ人に譲る場合には日本は国際便の送料が乗っていることを説明して理解してもらわないと、額面が回収できない可能性があります。当選メールの画面コピーを相手に見せると納得してもらえます。

あと、他の日も含めてたくさんツアーに行く人で複数の日程分が一人で当った場合、送料はチケット枚数に按分されるので、チケット1枚の額面は少し安価になります。


この日本円の金額を見ると、チケット代高いなあと思うけれど、オフィシャルで当らなかった場合の、その後のチケットマスターへの挑戦やCoTでのやりとり、Stub hubで買うしかない、という経緯を1度でも体験したことがあると、その労力の対価に比べたら、オフィシャルデザインのチケットがこの金額で確実に手に入るのは、本当に安上がりだったりします。
日本の友達だから、英文に頭を悩ませる必要もないですし。

ただ、当選翌月には各友達のカードの引き落としが発生するので、その前に振込む必要があり、自分が使うチケットが3枚でも一気に8枚分のチケット代を支払うことになるので、まあまあ元手を確保しておく必要はあります。

しかしなぜこんなに面倒なことをするのか。
それは、オフィシャルサイトの注意書きに、1人1エントリーのみと明記されているからです。1枚のクレジットカードで1回。
では一人で複数のクレジットカードを持っていれば、クレジットカードの枚数分自分でエントリーすればいいじゃないかとも思いますが、そのせいでエントリーがすべて無効になったらショックなので、私は自分では試したことはありません。
7年前のPhish復活の時のチケットオーダーでは、住所、氏名、クレカ番号すべて1エントリーのみでダブっていたら無効にするという細かい注意が書かれていた記憶があります。
1住所1エントリーということは、同居している家族のカードもダメということです。この時はとても厳しかった。

今もそうなのかは私はわからないけれど、リスクを負うよりは信頼できる友達に協力を求める方がよいなと思っています。
できればお互い相手がショウに行く時には協力しあえるような友達が何人かいると、協力しあえてよいです。

今回は自分が全滅したので、本当に友達の当選に助けられました。

そういうわけで、今回は旦那のカード1枚でThe Gorge2名分のみ、私のカード1枚でBGCA1名分のみにしました。



その他のチケット話(にしようと思ったら、結局航空券が絡んできたので、わかりにくくなったけど、航空券についてもあれこれ)。

【自分の話】

The Gorgeはワシントン州の東のはずれにあるのですが、そこへ行くにはシアトルから向かうルートと、オレゴンのポートランドから向かうルートがほとんど同じくらいの移動距離です。
7年前はシアトルから入ったので、今回はまだ行ったことのないポートランドがいいなと漠然と考えていました。でも旦那は再びシアトル観光をしたいということで、家族会議の結果、シアトルから入ることに決定。
シアトルも楽しい思い出しかないので、どちらから入っても満足。

私はThe Gorgeのあとシアトルから国内線でサンフランシスコに移動し、BGCAを見たあとすぐ帰国のつもりで旅程を考えていました。
その調整をしている時にはたと気づきました。
水曜日までショウがあり、木曜日にアメリカを出発すると金曜日に日本に着きます。ということは、水曜日までのショウを見る=金曜日まで仕事を休む、ということになります。
金曜日に日本に着いても、日曜日に日本に着いても、1週間仕事を休むことには変わりありません。だったら折角海外に行くのだし、滞在期間をのばしてもっと遊ぼう決めました。
そこで予定を変更。
木、金、土を利用して、サンフランシスコの南部に位置するサンタクルーズ在住の日本人の友達に会いに行くプランに変更しました。

これで航空券を探し始めたのですが、サンフランシスコ発の日本行き便がものすごく早朝の便ばかり。
友達が空港へと車で送ってくれることになっているものの、友達の家から空港までは車で1時間ほどかかるため、あまりにも早朝便では申し訳ない。
かといって土曜の午後発便で探すと、費用が片道で6万円くらい跳ね上がってしまい予算オーバー。
費用の安さと時間を考慮した結果、エアカナダ便が手頃でした。しかし、それは夕方サンフランシスコを出たあと、22時頃カナダのバンクーバーに入り、翌日昼発の日本行き便まで、まるまる半日のトランジットを含んでいました。
昼間バンクーバー観光できるような時間帯のトランジットならまだしも、ただ1泊カナダで眠るだけのために、15時間くらいの時間とホテル代を費やすのはどうなのかと考えてしまいました。航空券を安く抑える意味もなくなります。
しかも、そのトランジットの時間分ずれこむため、日本への帰国が月曜日になってしまいます。

何を優先するのか、どのルートが最善なのか、この段階でしばらく頭を悩ませます。

そんな時期に、今回The GorgeからChula Vistaまで西海岸のショウを全部回るつもりでいた友達Oが、予定を変更してBGCAのあとはオレゴンを観光して帰ることにしたのでForumとChula Vistaはやめたという話を聞きました。
OはPTBMでForumとChula VistaのGAを当てていました。その2枚を使わないという。

それまで全く私の発想になかった、そのショウに行くという考えが突然頭に浮かびました。

Forumは1度行ってみたい憧れのべニューですが、友達のうちに行って1泊でバタバタと旅立つのはせわしないし、Forumのためにロスに入ってホテルをとって滞在というのは、考えただけで面倒になり却下。

Chula VistaのSleep Trainはそもそも全く行くつもりがなかったので、このときに初めて立地や最寄りの飛行場を確認。サンディエゴ空港から車で30分程度で行けることを知りました。これは距離はDick'sの時のイメージと近い。TAXIやUberで単独移動可能な距離。
かなり現実的かもしれない。

フライトを調べると、行きはシアトル入り、帰りはサンディエゴ発ロス経由のデルタがかなり安価で見つかった。しかもサンディエゴが朝6時過ぎ発という早朝便のため、ショウの後は朝まで空港で待機すれば、サンディエゴでホテルを手配する必要がない。
Chula Vistaに行くことを視野にいれた時点で、月曜日の日本到着は覚悟した。

シアトル→サンフランシスコはユナイテッドのマイル特典でちょうどよい時間の便がとれた。
ちなみにこの便は手配した数か月後にユナイテッドから時間変更の連絡がきて、当初より出発が1時間早くなってしまった。許容の範囲内の変更でよかった。

サンフランシスコ→サンディエゴは、バージンアメリカの夕方便がわりと安かったのでそれで決定。

自分としては、これベストなプランだわーと納得の旅程で確定。

実は海外旅行で往復便以外の周遊航空券を手配したのは初めて。
周遊券のアレンジと検索とオーダー、何度か検索していくうちに、ああこういう風に調べるのかと学習もして、無事に自力でアレンジできました。経験値1つあがった気分でした(笑)

7/14
DL166
16:40 成田発
09:34 シアトル着

7/17
UA213
10:29 シアトル発
12:49 サンフランシスコ着

7/23
VX958
15:10 サンフランシスコ発
16:40 サンディエゴ着

7/24
DL976
06:19 サンディエゴ発
07:25 ロサンゼルス着

DL283
10:45 ロサンゼルス発
14:00 成田着

7/14,24 DELTA 87,000円+諸経費9,500円=96,500円
7/17 UNITED 10,000マイル+630円=630円
7/23 Virgin America  $98.6+tax$7.4+諸経費$13.6=$120.10= 13,506円(レート120.45)

合計110,636円


【旦那の話】

とてもシンプルな旅程。14日木曜日に日本を出発、17日にシアトルを出発して18日に日本に着く便を探す。私がDick'sで組んだのと同じ3泊5日の超ショートトリップ。
乗り継ぎが1回入るエアカナダは安かったけれど、もう少し出して直行便のデルタを選ぶことにした。
幸い、行きの便は私と同じ便で手配できた。
しかし金額は、私の4つの航路の合計と近い金額になった。

調べるのも手配するのも私だけど。

7/14
DL166
16:40 成田発
09:34 シアトル着
7/17
DL167
12:32 シアトル発
7/18
14:40 成田着

DELTA 98,000円+諸経費9500円=107,500円

【Oの話】

The Gorgeはレンタカーをシェアして一緒に行く予定のO。
ForumとChuka VistaのGAを引き当てる強運の持ち主なのに、自分が行くBGCAは19日しか当たらなかった。
去年のNYのキャンセルのこともあり、チケット手配は自力で頑張ってと言ってあったけれど、Chula Vistaを譲ってもらうことになったので、チケット手配を手伝った。

たまたまアメリカの友達とチャットしていたら、彼女が唐突に、「今手元に7/20余ってるんだけど、欲しい人いる?」と聞いてきた。「いるいる。」
チケットマスターとはいえ、希少なチケット、即決確定。Paypalで支払をすませ、現地受渡しにした。

私のFacebookに、BGCAの18日を探していることを投稿。
その直後に、音楽つながりの日本の友達から私信が入った。「行くつもりで抽選申し込んだけど7/18しか当選しなかったから行くのやめることにしたので譲るよ」と。
というわけでPTBMだし日付もばっちりで即決確定。

それと同じタイミングで話していた別の友達がForumのGAを探していると知り、その友達にForumを18日を購入した金額と同額で譲ることにして相殺完了。

そのほかにChuka Vistaの300番台スタンド席を2枚余らせていたので、1枚は私が仲介してFBのアメリカ人にThe Gorge受渡しの条件で譲った。
もう1枚はOが直接サンフランシスコで日本人友達に譲渡できた。
とはいえ、Chuka Vistaのスタンド席はあまり人気がなく、CoTのサイトでもFSがかなり余りっていたので、定価というわけにはいかず、定価よりはだいぶ値下げしての譲渡になった。

【Aの話】

Oと私達の旅の同行者。マイアミにも一緒に行ったメンバー。
BGCAのチケットは全滅。

頭の片隅にはそのことは置いてあり、どこかにエクストラが出たら声をかけようと思っていた。

日本の友達でBGCAとForumを予定していた人が、仕事の都合でどうしてもBGCAをあきらめなくてはいけなくなったことを知った。
すぐに連絡をとり、その行けなくなったBGCAのチケットとはどうしたのかと私信で尋ねるとPTBMで18と19が当選しているけれどまだ譲り先は決まっていなかった。
もし本当に行かないならそれを買い取りたいと話をした結果無事にまとまり、その2日分を譲ってもらった。それをAに提供。

20日は本人が自力でStub hubで手配。

【JとS夫妻の話】

Dick'sで仲良くなった夫婦。特に奥さんのSとは、それ以降時々チャットで連絡をとりあったり、品物を送り合ったりしている仲。Sはメキシコ出身で今はJとアリゾナに住んでいる。
この夫婦がNYでは旦那のチケットを用意するのにかなりサポートしてくれた。

S達は初めてのThe Gorgeということで、張り切って西海岸のショウ全部行く予定を組んでいた。
ツアー発表と同時に連絡をとりあい、お互いまたサマーツアーで会えるのを楽しみにしていた。

しかしサマーツアーまで残り1ヶ月をきった6月の後半、Sから今回のサマーツアーは全部キャンセルすると連絡があった。
去年結婚した新婚夫婦なのだが、このサマーツアーをあきらめて、その費用を今年10月のハネムーンに回すことにしたのだという。

それで私が譲った19,20の2枚を転売してもいいかという問合せだった。最初私はそれを上記に書いたAに譲ろうと思い、「一度日本の友達に確認したい」と保留にさせてもらい、すぐにAに連絡。
しかし仕事中の時間帯だったため、すぐには連絡がつかなかった。

Sは今ちょうどCoTにThe GorgeとBGCA3日を2枚セットでほしい人がいて、こちらと条件が合うので、できれば私の譲ったのもセットで今決めてその人に譲りたいということだった。
こういうのはタイミングと縁だ。
Aには縁がなかったということでSに「そうしていいよ」と連絡。

Sが転売した相手JとSと私の3人でメールを共有し、私が持っている2枚はThe GorgeでJ受け渡すことが決定。

その後、ダメ元でJに、「友達がチケットマスターの7/20を持っているのだけど、できればこのPTBMを友達に譲りたい。日本からお土産を持っていくのでそれでチケットマスターとトレードしてもらえませんか?」と相談。
Jからは「OK。トレードするよ。日本のお土産を楽しみにしている」と快い返信がきた。
これでOに渡すつもりだったチケットマスターの7/20がJに行き、OはすべてのチケットをPTBMで揃えることができた。

Forumもスタンドとはいえ割と良い席だったようで、CoTですぐに譲渡できたそう。

しかし、Chula Vistaはスタンドを持っていたのだが、CoTで全然人気がなくて、GA以外のほとんどのチケットが定価割れしたまま売れずに残っている状態だった。

もともとサマーツアーに行く予定で組んでいたとき、私をサンディエゴ空港に迎えに来てくれて一緒にChula Vistaに入る予定だった。
私はタクシーでもUBERでもいいやと思っていたから、キャンセルの連絡をもらったときに
「私のことは心配しなくて大丈夫」と伝えていた。

でもChula Vistaのチケットは売れないし、Sの住むアリゾナからも車で行ける会場だし、私にも会いたいしということで、結局Chula Vistaのショウだけ来ることになり、当初の予定どおり私を空港で拾ってくれることになった。




たぶん読んでいてわかりづらい文章だし、状況もいまいち想像しづらいと思いますが、現実的にも自分の手元をいろんなチケットが行き交うことになり、メモをして整理しておかないととても管理できない状態でした(笑)
でも、今回は、自分がかかわった件では、すべて丸く収まったと言っても良い結果になったという自負があるので、めでたしめでたし、です。

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