2015年9月7日月曜日

2015/09/07 Dick's 4日目 (出発/帰国)

6:30頃に起きたと思う。
身支度を整えて荷物の整理。ベンダーのものがほとんどなくなったので、ずいぶんと荷物が減った。極力キャリーバッグにつめてバックパックは最小限にした。中身がほとんどないのでとても軽い。


7:20にSのタープで待ち合わせ。


2日目の昼間私もSのタープにお邪魔していたときに、すぐ隣の敷地で、一人の女性がタープもなく、ただ椅子に腰かけていた。
それを見たSが「ひとりなの?よかったらうちのタープに入って」と声をかけた。
彼女はM。私同様、車なしで、お一人様キャンプでPhishを見に来た人。
状況が同じなので、Sのタープで、彼女たちが販売で忙しくしている間、Mと話をしていた。2日間ともタープにいるときは時間を共有した。こんな風にPhishを見に来る女性だから、もちろん気合も入っていたし、過去に見たショウの話を聞いたりして楽しかった。

それで、帰りの予定を聞くと、彼女のフライトが朝10:00だという。どうやって空港に行くのか聞いたらUberという配車システムを使って車を手配するということだった。
名前は聞いたことがあったけれど、自分で利用したことはなかった。彼女に尋ねると、タクシーみたいなものだけれど、もっと安く使えるし便利だと言っていた。

私は12:00のフライトで、バスかタクシーで空港まで行くつもりだと話すと、空港に着く時間が早すぎるかもしれないけど、Mの時間に合わせられるならUberをシェアしないかと誘われた。

それは、私にとっても好条件だったので即答でOKした。

S達夫婦は道中観光をはさみながら車でアリゾナまで帰るということだった。
私とMは朝が早いのできっと朝は会えないからと、昨日のうちにS達には挨拶をすませておいた。

時間通りMと落ち合い、車が到着するDick'sの正面ゲートへと歩いた。
いよいよ帰るのかと思うと寂しくなった。

予定どおり車は到着して2人で乗り込んだ。


Mとも、この3日間を振り返って楽しかったねという話と、でも終わってしまってとても寂しいという話を交互にした。

国際空港のターミナルの方が手前だというので、そちらで先に私を降ろしてくれた。
道は空いていて、20分で到着した。

チップも含めてトータルでいくら払えばいいかとたずねたら、$10と言われた。
行きのタクシーは私だけで$30払ったから、もっと高いんじゃないかと聞いたが、$10で大丈夫だと言った。
本当に安い。楽に安く移動できて本当に助かった。Mの方も、多少でも金額のシェアができたのはよかったんじゃないかと思う。


携帯とモバイルバッテリーの充電がかなり少なくなっていた。時間もあるし、どこかで充電をしたい。
インフォメーションで聞いてみると、インフォメーションのすぐそばの柱に電源があるから、それを使ってよいと言われた。
2口あるので両方同時に充電できて助かる。
さらに、インフォメーションの人が、そのカウンターの中で空いていた椅子を私のために持ってきてくれて、ここに座って充電するといいよと言って置いてくれた。親切にしてもらってありがたい。

この場所、ちょうと柱の陰になっていて、空港を行き交う人からは私はほとんど見えない。そしてインフォメーションの位置からも少し陰になるような場所。椅子に腰かけると1.5mほど前に壁がくる。

荷物を椅子の横に置いておいてもそんなに警戒しなくてもよさそうだったので、バックパックを降ろして足元に置き、キャリーバッグの上に充電中のモバイルバッテリーを置いた。

なんだかんだでDick'sの会場内にいる間は、ほとんどSNSを見なかった。
充電をしつつ、まとめて閲覧。その中に、亡くなった友達について、かなり長くまとめられた文章があった。
それを読んで、ようやく全貌がわかった。

この旅はとても楽しかったことと、会場内では単身でひたすら英語で過ごしていて気を張っていたこともあり、なんとか保っていた。

でも、ここでひとりになって日本語で友達の死についての文章を読んだら、突如緊張の糸がきれて涙腺も崩壊し、その場で文字通り号泣してしまった。
人の目が気にならない場所だったこともあり、そのまま30分くらい泣き続けた。
今回の旅を振り返ると、帰国の前にこの時間があってよかったと思う。
何度もその文章を読み返し、ひたすら泣いて、それで少し落ち着いた。
充電も完了したところで、インフォメーションの方にお礼を言ってその場を離れた。

チェックインにはまだ早い時間なので、ゆっくり朝食をとることにした。
そういえば、会場にいる間、朝のケイジャンサンドと、夜ショウの後でのフードコートの食事しかとっていないことに今更気づいた。しっかりお腹にたまる、美味しいものが食べたい。
飲食店をざっと一周まわり、ベーグルを購入。私の前に並んでいた人につられてグラノーラとヨーグルトも購入。
これが、全部美味しくて、量もしっかりとあって非常に満足。心身とも復活。



会場内で一人だけ会う予定の人と会えなくて、渡したかったものが渡せず、空港から郵送しようと思った。でも、ここの郵便局がちっともオープンしないのでそれはあきらめることにした。

10:00になったのでチェックインと出国手続きへ。
驚くほど混んでいた。長い列の後ろについたけれど、フライトに間に合うのか?と不安になるくらいに混雑していた。


30分ほどで完了。
ひとまずゲートを確認しておこうと、Bゲートに移動。


Bゲートのホーム


Bゲートのエスカレーターからこの看板を見て、ああそうだった、この空港にはBEN&JERRY'Sが入っているんだったと思い出した。でもこのゲートじゃなかったはずだなと思いつつ。


自分の乗る飛行機はまだ電光掲示板には表示されていなかったので、インフォメーションで確認。
チケットの裏に搭乗ゲートの番号と搭乗時間を書いてくれた。

お土産店を見たのだけれど、なんともパッとしないものばかりであきらめた。
40分程度は時間がとれそうだったので、BEN&JERRY'Sの場所を確認するとゲートAにあることがわかったので、行ってみることにした。

どこからか侵入できるようで、建物内にすずめがいる。数羽がフロアを歩いたり、飛んだりしていた。


この組み合わせばかりになってしまうので、今回はCherry Garciaはやめて、違うアイスクリームを選んだ。Phish Foodがチョコなので、さっぱり系のものにしたと思う。色から考えるとカシスかな?


ほんとは上下逆に盛り付けてほしかった。リクエストすればやってくれるのかしら?




空港にいる時間が長すぎることもなく、時間が足りなくて焦って移動というわけでもなく、気持ちに余裕があって落ち着いて過ごせるちょうど良い長さだった。
アイスクリームを食べる余裕もあってよかった。





予約して座席を選ぶときに、ここは非常口の前なので、英語が理解できることと、非常事態にはCAさんの指示に従うことみたいな注意書きが出る席だったのだけれど、これはきっと足元が広くて快適に違いないと思って選んだ場所。

前の席がないので、自分の荷物を置くスペースがないのが難点で、離陸までは手荷物を上の収納に入れておくように言われた。でも飛行が安定してからは足元のわきに置いておくことができた。
やはり足元が広いのと、トイレに行くのに他の人に断る必要もないのがよかった。
さっき充電してきたからよかったけれど、USBのジャックがないのは不便かも。



隣の女性は彼氏と日本に旅行に行くということだった。彼氏と隣同士の席がとれなかったそうで、彼は2つ向う側の真ん中のブロックにいた。
初の日本といっていた。都内を回る予定らしい。しかし、到着時の日本の天気予報は台風に近い雨だったので気の毒。
何が食べたいか聞いたら餃子と言われてちょっと意外。寿司も蕎麦もラーメンも美味しいよとすすめておく。

私がDick'sのリストバンドをまだつけていたので、Phishを見てきたのかと聞かれた。それでジャムバンドの話になったら、彼女はSCIが大好きで、何度かショウに行っていると言っていた。PhishのDick'sも行ったことがあるということだった。

私はiPodを聴いていたので、SCIが入っていたかな?と思って調べたけれど、全く入れていなかった。。。チーズって好きなんだけど、あんまり音源は聴かない。
TABが入っていたので、それを彼女に見せたら「知らない」と言われた。PhishのギタリストのTrey Anastasioのバンドだよと説明したけれど、Treyがわからないと言われて、そーゆーもんかーとちょっとがっかり。
SCIの話題はたくさん語ってくれた。



機内で私のそばを通りかかった男性に話しかけられた。私のリストバンドを見て声をかけたのだという。その人も今までDick'sにいたと言うので、少しショウの話をして盛り上がった。
そのまま日本に旅行に行くのかと聞いたら、どこか忘れてしまったけれどアジア圏のどこかが目的地で日本はトランジットなのだと言う。しばらくアジアを回る旅をするのだと言っていた。
この時は名前を聞かなかったのだけれど、後日Facebookで共通の友人がいることがわかってつながった。





予定どおり成田空港に到着。
携帯は行きに圏外病になっているのでそのまま。しばらく空港のフリーWifiを使ってアクティベーションを試したのだけれど、疲れてしまった。旦那にメールだけ送って、携帯つながらないと連絡しておいて復旧はあきらめた。

行きに決意していた、節約旅行の一環で、帰りも鈍行のつもりで18きっぷを持っていた。
でも、けっこう疲れていたし、ベンダーの成果がわりによかったこともあり、新幹線を使うことにした。
マイアミの帰りにバスを使ったら、安いわりに結構ラクだったので、今回も東京駅まではバスにした。



バスを降りたところに金券ショップがあったのでそこで18きっぷを売り、新幹線のきっぷを購入。
雨が降っていたので、バス停から東京駅構内につづく地下道までがちょっと濡れて面倒だった。

新幹線で快適に帰宅。
今回は、旦那とは別で初の単身でPhish旅行だったけれど、一人で見るのも楽しかったです。
夫婦といえど、それぞれ金銭事情や仕事の都合もあるので、お互いに行けるタイミングで行くのがいいよねという結論で丸く収まりました(それでこの1ヶ月後には、旦那が年末に一人で行くことが決まるわけですが(笑))。

Dick'sは、また行く機会があれば行きたいです。キャンプフェス楽しかったし、一人で車なしでも行けたし。

今回も良い旅でした。おしまい。

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