2015年9月6日日曜日

2015/09/06 Dick's 3日目 (列/キャンプサイト)

たぶん5:00とか5:30にはアラームをかけていた気がするのだけれど、4:30頃に目が覚めた。
疲れているのに相変わらずの時差ボケ。2時間くらいしか寝ていないと思う。

今回はシャワーは後回しにしようと思っていたので、とりあえず、ゲートに行ってみることにした。
昨日同様、シュラフとマットを持参する。

空がとてもきれいだった。空を見ていると、亡くなった友達の事を思い出してしまう。とてもきれいな空の写真を撮る友達だった。
この空を見せたかったなと思ったりした。





5:00にゲート前に着く。誰もいない。
昨日は途中で、敷地の外に並び直したと言っていたから、今日はすでに外にいるのかもしれない。そっちに行ってみようかなと思う。
そのときちょうど2人の男性がやってきた。
「あなたが1番目?」と聞かれたので、「他には誰もいない。でも昨日はここの外(遠くを指さしながら)に列があったから、そっちかもしれない。」と伝えた。

一人は豪快、単純なタイプ。そしてあまり人の話を聞かない(笑)
その人が
「違うよ。まだ朝の5:00だ。あなたが1番なんだよ。やったじゃないか。ここを動かない方がいい」と言った。

もう一人は、少しおとなしいタイプ。この人の方が冷静だし英語もききとりやすいのだけれど、このコンビの主導権は前者が握っているようだった。
彼は、
「昨日は外に並んだの?どんな状況だったの?」
とたずねてきた。だから、昨日は徹夜で並んでいる人たちがいたけれど、5:30頃にスタッフから敷地外に移動するように言われて、ここから2ブロックくらい向うのところに並び直したんだということを話した。
彼は私の話を聞いて少し思案していたのだけけど、豪快君が
「いいんだよ。彼女が1番、俺とおまえが2番と3番だよ。まだ5:00なんだ。他に来てないんだよ」
と言って、その場に座って寝袋に入った。

そして「水を持ってる?」と聞かれたので「持っていない」と言うと、豪快君が「これあげるよ」とペットボトルの水を私にくれた。

私は昨日の場所に列の様子を見に行きたかったのだけれど、流れでなんとなくそこに付き合うことになった。
私はこのとき、一人でいてちょっと油断すると号泣してしまいそうな心情で、他の人が話しかけてくれてホッとした部分は大きかった。

自己紹介をしあった。豪快の方はD。もう一人はtwitterで繋がっていると言われて、その場でアイコンを確認したのだけれど、すでにどの人かわからなくなってしまって名前失念・・・仮にメガネくんにしておく。

昨日のショウの話になって、私がMeltよかったと言ったら、2人とも同意してくれた。
何が聴きたいかという話になって私が「Harpua聞きたい」と言ったら、メガネくんが激しく同意。2人で盛り上がる。
それを聞いていたDは、「あの曲は好きじゃないし、あまりやらないからきっと今夜もやらないよ」と言っていた。「Cariniを演ってほしい」と言った。

私は何度か立ち上がり、昨日の列がある方向を眺めるのだけれど、ゲートの位置からだとけっこう距離があるので様子が見えない。

「ちょっと見に行こうかな」と言うと、メガネくんも「昨日は向こうだったんだよね。様子を見たいね」と言うのだけれど、かたくなにDが、「ここを離れない方がいい」と言う。

まあ私はそれでも移動すればよかったのだけれど、どちらにしても昨日の時間よりは早いし、6:00までこの人たちといてもいいかと決めた。

清掃員が一人私たちの近くを清掃してまわっていたのだけれど、私たちに声をかけてきた。
私は彼の英語が全然聞き取れない。とても早い。しばらくDと会話をしていたら、Dが「ちょっとあっちを見てくる」と言って移動した。
そこにはトイレがあるので、きっとトイレに行くのだろうなと思った。

Dがいない間に、メガネくんと相談。「私は6:00になったら、外の列に行くよ。こんなに誰もこないのはやっぱりおかしいと思う」と話すと彼も「自分たちもその時に一緒に移動する」と言った。

Dが何か箱をかかえて戻ってきた。
それはバドワイザー1ケースの段ボールだった。
「ビールが捨ててあった」と言う。
ケースに半分くらい新品の缶ビールが残ったままで、トイレの近くに放置されていたという。それをさっきの清掃員が教えてくれたようだった。
1本わけてくれた。あまり冷えてはいないけれど、さほどぬるいわけでもないので、3人で乾杯して飲んだ。

5:45くらいかな。男性が一人やってきた。
「ここはレールの列?」と聞かれた。
Dがまた「そうだよ。この3人が先頭だ」と彼に言う。
でも私とメガネくんで「昨日はこの2ブロック先に列があったから、そっちかもしれない。」これからそっちを見に行こうと思う。」と話した。
その人も
「そうだな。6:00になるのに、こんなに少ないことはない。きっとその外だろう」と言った。

そんな立ち話をしていたら、女性が一人やってきた。
「あなたたち、もしかしてここで待っているの?今日の列は、すでにあの向こうに作られているから、ここで並んでいてもダメだよ。私も今そっちに向かうところだから、みんなで移動しましょう。」
と言った。

それでようやくDも「ウソだろ。ここで1時間も待っていたのに!」と言いながら腰を上げた。

私としては、ああ救世主だーと思って、この状況を打破してくれた彼女に感謝した。
彼女とはこの移動の間と、その後列に並んでいる間話していたら気があったのでFBでつながり、今もわりに頻繁にコメントをくれる。
5:00からゲートにいた話をしたら、「それならもっとずっと前の場所がとれたのに」と同情してくれたけれど、「私はこっちの列のことを昨日見ていたし、移動することはできたのだけれど、6:00まではあの場にいるつもりで自分で決めていたから問題ないよ。この時間でも十分に列の前の方だから大丈夫」と話した。

でこぼこコンビとの1時間もおもしろかったし、これはこれでよかった。気もまぎれた。
そして、移動している時に空がとてもきれいだった。











列に着くと、昨日もいたメンバーと挨拶を交わした。もちろんLもいた。
ゲート前にいたときにLにも「外の列にいるの?」とメッセージを送ったのだけれど、寝ていて気づかなかったらしい。

昨日よりは私がここに来た時間も早いし、ちょっと少ない印象。50人までは達していないくらいかな。

昨日私のすぐ前にいた女性にも「5:00からいたのなら、私達よりも前だよ。こっちに入ればいいよ」と言われたのだけれど、その人たちの後ろにもすでに数人が並んでいたし、私は「後ろで問題ないよ。大丈夫。」と伝えた。やさしい。
昨日の朝、彼女の指にとげがささっていたのを、列に並んでいた時に私がとってあげたので、話した時間は短いものの距離感は近い夫婦の奥さん。

そしてまた昨日と同じプロセスを繰り返し、リストバンドをゲット。

今日はこの後にシャワーを浴びてからSのところへ行く約束をした。

シャワーは当然昨日よりは混んでいたものの、1車両すべて女性用で、待っていたのも3人だったのですぐに順番がきた。この時間だとボタンを押したらすぐにお湯がでた。

シャワーの後、通りかかった充電場所。
昼間はこんな感じで、充電をしている場所の横でじっと座って待つ、というスタイル。みんなテーブルの上に座ってる(笑)
この反対面でも同じように充電ができるので、電源タップはわりとたくさんある。



Sのところに行く前にフードコートでコーヒーを買った。昨日Jもここのスタンドで買ってきてくれた。
朝からオープンしているので大盛況。暑いけどホットコーヒー。たっぷり入れてくれて嬉しい。







今日も良い天気。


キャンプサイト。


JとSのケイジャンエッグマフィンが大盛況。


今日はさっきのコーヒーに、このマフィン。この日もごちそうになってしまった。
マフィンを売りながらSが「Mayumiもベンダーをするんでしょ。ここのスペースを使って並べるといいよ」と言った。それは嬉しいな。さっそく荷物を取りに行って、タープの横に出店させてもらった。

マフィンを買いに来た人にSが一生懸命私のことを説明してくれる。
「彼女は日本からPhishを見に来たの。自分で作ったアイテムを販売しているから見ていって」と言ってくれるので、マフィンを買った人が見て行ってくれる。

こいのぼりがまだ結構余っていたので、フリーにして話をした人たちに配った。子供がいる人に喜ばれてたし、タープに持って帰ってそこにつけてくれていた人もいた。

Sの呼びかけのおかげで、本当にたくさんの人が足をとめてくれて、たくさん売れた。

ソーラー充電も、物販をしている間、芝生に放置しておくだけでずいぶん充電されて活躍。

品物を買ってくれたお客さん。ミストを出す機械を持っていて、吹きかけてくれる。濡れる感じはなくて、ほんのり涼しくなってなかなか良い。腰につけているのが水のタンク。手に持っているのがミストがでてくるケーブル。「Timber聞きたいね~」と話す。演らなかったけど。


Jたちの連れに陽気なカップルがいて、一緒にタープをシェアしていた。
彼らがこのスイカのドリンクを飲んでいるので、「それは何?」とたずねたら「スイカにラムをいれた」と言った。
「それ美味しいの?」と聞いたら「やらなきゃよかった。もういらない(笑)」と言っていた。


すいかにのっている串は、別のカクテルについていたもの。メジャーなカクテルで、飲んでいる人がたくさんいる。
たしかブラッディ・マリーなはず。

かならずこのピクルスみたいなのがつくそう。飲ませてもらったら、日本のブラッディ・マリーよりも香辛料がきいていて、タバスコの辛みもある、冷製トマトスープ的な不思議な飲み物。



マフィン販売がひと段落して、Jとも落ち着いて話ができた。

日本語版のiPhoneに興味を持っていて、日本語のキーボードを見せてといわれた。
それで、フリックで入力するところを見せたら驚いていた。
1つのボタンに5文字入っていて、それが、ひらがな、とカナカナで別々に同じ数だけ存在していて、さらに漢字に変換して使うことを説明。

「FISH、ふぃっしゅ、フィッシュ、魚、さかな、サカナ」とメモアプリに順番に打ち込んで、解説。

説明しながら、確かに日本語って複雑で難しい言語だなと思った。

話のネタにいいかなと、魚へんの漢字がたくさんかかれた扇子とサンマの絵柄のてぬぐいを100均で買って持っていっていたので、それを見せて、これが全部魚なのだという話をした。
それらは、ワンコインショップで買ったチープなものだけどよかったらプレゼントするといってJにあげた。喜んでくれていた。

DickのTシャツを販売していた人。これ以外にも、Dickネタは、けっこうありました。。。




急に思い出してリストバンドを撮影して記録。けっこう忘れがち。


おとなしい犬。暑くてばてていたかも。




撤収しているところを見せてもらった。

白いのはカボチャらしい。
下にあるのは何かと聞いたら、巨大なズッキーニだった。




このときに、未開封のケイジャンスパイスミックスがあるからあげると言ってひとつわけてくれた。
おかげで、帰国してからこのケイジャンエッグサンドマフィンを再現できた。感謝。

ヤギを散歩する人。


このタイプの帽子もけっこう流行っているみたい。


午後イチくらいまでゆっくりさせてもらって撤収。

自分のテントに戻り、テントを張るときに声をかけたグループのタープにお邪魔した。ほんとフレンドリーに受け入れてくれる人ばかりで親切だし嬉しい。
こちらはシカゴから来ている人やニューヨークからの人など。8人くらいの団体で、Phishつながりで集まっているので、みんな住んでいる州は別なのだと言っていた。
おっとっとをシェアしたら非常に好評だった。これはベジフードかと聞かれたのだけど、チキンパウダーが入っていたので(というかまあもっといろいろ入ってるんだけど。。。)、違うよと伝えたらちょっと残念そうだったけれど、塩味が美味しいといっていた。
小分けの5連のおっとっとを持っていって、こうして話をしたりお世話になったときにあげてたのだけれど、その形状と味、どちらも喜ばれた。軽くていいんだけど、割れやすいので案外持っていくのは面倒(笑)

先に形について説明しておかないと、気づかずバリバリ食べちゃう人が多い。説明すると、「これはタコだ」などと、ひとつずつ確認しながら食べる(笑)

それから1時間ほど昼寝をして、また外のロットに販売に行った。
パーキングロットの砂埃がイヤで、今回はゲートにほど近い、アスファルトの上にした。日陰だし、埃っぽくならないし、早い時間帯でもけっこう人通りもあってよい場所だった。


そういえば、初日に会えなかったお客さんから昨日メールが届いていた。
「初日はショウの後に買ったものを取りに行くと言ったのに、忘れてホテルに戻ってしまった。本当に申し訳なかったけれど、買いたいのでまた会いたい。しかし、メールはホテルのパソコンを使っているから、常時見ることができない。どこかで待ち合わせをしたい」
という内容。私はもう会えないだろうとあきらめていたのに、私の名刺だけは持っていってくれていたのでこうしてメールをくれたのだった。なんて律儀な人だろう。

「最終日のショウの後に正面ゲートの前で会いましょう。私は友達と挨拶をしたりして遅くなるかもしれないけれど、必ず行くから待っていてほしい」
と返信しておいた。
「絶対に行って待っている」と返事が来た。
その人が選んだものは、一応まだ別にわけてあったので、帰りに会うために、それをショウに持っていくことにした。

珍しく瓶ビール。キャンプサイトは瓶の持ち込みができないから瓶ビールはない。


撤収してテントに戻る時に、昨日知り合った友達に声をかけられて、そちらに向かって走ろうとした瞬間に派手に転んだ。そこにいたファンが驚いて全員一斉に私を見るくらい派手に転んだ。恥ずかしい。
擦りむいた程度ですぐに起きられてよかった。。。

この明るい時間にここの景色を見るのも最後か~としみじみ。


最終日のショウにレッツゴー。


バキュームのタトゥー。初日のアンコール楽しかったねと話した。












ほぼ昨日と同じ位置。


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