2015年9月6日日曜日

2015/09/06 Dick's 3日目 Day3

昨日とほとんど同じメンバーが周りにいた。
トイレと物販にいきつつスタンドからの風景を撮影。こうして見ると、スタンドもいいよね。





彼女とは連絡先を交換しそびれた。




このときに隣になった男性とわりにたくさん話をしたのだけれど、ちょうど半年前に仕事で日本に行ったといって、スマホのアルバムに入った写真をたくさん見せてくれた。
それがことごとく刺身の写真。
それで、その魚の名前をひとつひとつ日本語でなんて言うのかを確認してきた。
「Yes, Maguro!」「Yes, Ika!」とか。
私としては、日本の刺身盛り合わせの写真をえんえんと見せられていたので、実はそんなに楽しいものでもなかった。
それにしても、あきれるくらいに刺身の写真を撮っていた。刺身以外はほとんどないという、非常に偏った写真。
でも、私のことを気にかけてくれて、荷物をみていてくれたり、スペースを確保してくれたりと親切にしてくれた。

すぐ前の男性はなぜか、ケーブルの段差を上がったり下りたり、踏み台昇降のようなことをしている。
「何してるの?」と聞いたら、「段差につまづかないようにステップをして練習している」と言う。
面白い。ちょっと一緒にやってみる。
それから、私がTreyとMikeが揃いのステップを踏むダンスが好きだという話をして、PYITEとかScent of a MuleとかCavernのステップを見たいねという話題。
それで、"take care of your shoes"のフレーズを彼が言うので笑った。この歌詞は数年前に私も友達から教わったので、印象に残っていて覚えたフレーズ。






そして始まった1曲目がThe Landlady。Phish.netによると、なんと1994/12/3以来の演奏。
これ、現場では不思議な感じで、「この曲すごーく知ってるのに、えーっと、なんだっけ?何かが違う。。。」というわけのわからない心境だった。

でも、言ってるそばからTreyとMikeのステップを見られて、さっきの彼も私を振り返ってハイタッチ。
笑えた。
そーだよなー、この曲Punchだよなあ、でもあの出だし聞いてないしなぁとモヤモヤしつつ。


昨日が重めなら、今日はお祭り的な、スコンと抜けた感じの内容。
Dick'sでは恒例になりつつある、曲のスペルを並べるとフレーズになるやつ、前の2日間でやらなかったから、今年はないんだろうと考えた。WiFiもつながらないけど、現場にいるとセトリを追っていく感覚はなくなる。瞬間瞬間を楽しんでいる。検索している余裕とかないのよね。

現場は現場の、webcastはwebcastの、それぞれの楽しみ方、遊び方があるなと思う。

そして、雑談が伏線になってるというパターン、ありすぎ。
昼間誰かとなにげなくかわした会話の曲、その日に演奏されるのってあるんだよなぁ。




撮った写真の大半がトレイ単体。トレイばっかり見ちゃうから。


かなりレールに近い位置なので、4人をフレームに収めるのがギリギリでした。






まさかのScent of a Muleまで登場して、またまたハイタッチ。
こういうの、ほんとに笑ってしまう。

タイミングを忘れていたんだけど、この曲のFishmanのマリンバの最中に、Treyが「LET PAGE STAND UP」のTシャツを着てきた。



















続けて、Saw It Againもよかった。


そしてレアだけど好きなThe Birdwatcherも登場。










ここでTreyのTシャツのメッセージどおり、Pageが立ち上がってFrankensteinというわけです(笑)。






1stから盛りだくさんの内容でした。1時間半近くやってた。




セットブレイクでは、さっきの彼と「ダンスやったねー!」と盛り上がった。
このTシャツの人。





2ndは王道Wilsonからスタートで、そりゃ盛り上がりますよ。
続くDwDがよかった。もっとやれ感。


そして雑談からまた登場のCarini。その話をしたDは私のすぐ後ろで入場したはずなのに、ショウを見る時に取った場所は私とは離れたところだったみたいで、ショウの間は会えず。でも、始まった瞬間にDを思い出した。






Cariniの途中からかなり眠気がきていた。

Steamに入った記憶はうっすらあるのだけれど、この曲の間ほぼ寝ていた。
立ったまま寝ていたので、そのままふらーっと前とか横に倒れてしまい、さっきのハイタッチの彼や刺身の彼に何度も支えられ、立ちくらみだと思われたようで、「座った方がいい」と促されるも「眠たいだけだから大丈夫」と言って持ちこたえた。
実際には持ちこたえてないから、何度も倒れそうになったんだけど。私ものすごく迷惑な人(苦笑)。

眠たい状態にある私の姿を現実に見たことある人はわかると思うけれど、ちょっとある種病気のレベルなんだと思う。
よく赤ちゃんが食事の最中に眠気と戦っているような動画があるけれど、大人なのにまさにあの状態。
眠気を理性で我慢するということができなくて、立っていても人と会話している真っ最中で自分が話している側だった時でも、気を失うように眠ってしまうのだ。
だから、この時も周囲の人は本気で心配してくれていたと思う。申し訳ない。

2013年の年末にMSGでSteamを見た時にも、たしか立ち寝をしてしまってほぼ見逃した。
私にとって催眠効果のある曲なのかもしれない。。。

ほぼ脳が昏睡状態だったときに、覚醒させたのはPiper。これは例の亡くなった友達を強烈に思い出す曲なのだ。
本当に覚醒というのがぴったりの表現。このフレーズに入った途端に目がパッチリして脳の霧が一瞬で晴れた。


ちょっと現実のことが頭をよぎり、漠然とだけれど、あれ、もしかして今このタイミングって日本で彼女の葬儀が行われているくらいなんじゃないかなと考えた。
でもさすがにショウの真っただ中で、落ち込んだり泣いたりという状況にはならず、ただ、なんだかPhishと一緒に彼女を見送っているような気分にはなった。それでも十分感傷的ではあるが。

でも、この日は1stからショウの多幸感のパワーがすさまじいので、寂しさはわかず、言葉として適切ではないにしろ、Happyな気分は持続していた。
あらためて、最終日を全力で楽しもうという気になった。

Tweezerが出たので、ああアンコールは決まったなと思ったけれど、Tweezer自体は好きなので、演奏されると嬉しい。







さて、アンコール。
さっと出てきて、さっと始めるTweezer Reprise。あれ、これ1曲でアンコールおしまいってことはないよなぁ。まあこれで終わってもいいくらいな爆発感もあってファンも大いに盛り上がった。


お、全然終わる雰囲気じゃないぞ。次はなんだろう?
これは!!! Harpua!!! わー、すごーい。本当にきたー。



すごい勢いでしゃべりまくるTrey。







酸素ボンベを手にとる。






吸う。






After Midnightかっこよかったなー。あっという間だったけど。

NO2からKeyboard Armyは、もー楽しいしおかしくて笑っていました。






Your Pet Catは、Treyがまだ話したそうだったのに、かぶせぎみでPageがスタート。バタバタと始まった。




あとはラストまであっという間だったなー。












すっごいよかった、ほんと、すっごいよかった。
想定しうるあらゆるセッティングを3日間で全部見た気がするくらい、バラエティーに富んだ楽しい3日間だった。
やっぱりDick'sは、メンバーもちょっとしたフェスに近い位置付けにしている気がする。

終わってしまって寂しいのだけれど、それよりも充実感の方があった。
周辺の顔なじみになったみなさんと挨拶をかわして移動。

スタンドの階段を上っている途中に男性に声をかけられた。2013年の年末にスノードームを持ってきてくれたTだった。マイアミは体調不良で来られなくなった人。
久しぶりなのに覚えていてくれて嬉しかった。

階段を上り終えて、正面ゲートに行った。
すると、メール連絡をくれた人がちゃんと待っていてくれた。お互い感激のあいさつ。
信頼して待っていてくれて嬉しい。

もともと彼が買ってくれたものに少しおまけをして渡した。本当に喜んでくれていた。私も、私の作ったものをここまでして買ってくれたことが心から嬉しかった。
帰国後も何度かメールでやりとりをした。またどこかのショウで会えたらいいなと思う。

その彼と別れた直後、朝5時のでこぼこコンビと偶然遭遇。
「Harpua!!! Carini!!!」と同時に言い合って3人でハグ。私達はラッキーだねーと言って盛り上がり、今日のセットは特別だったねという話をした。

それから一人でキャンプサイトに戻る。






今夜のフードコートでは、行列になっていたミートボールサンドのお店にした。



これ、見た目はおいしそうなのに、バンズはバッサバサだし、ミートボールは塩辛いし、全然美味しくない。。。


今こそビールが飲みたいけど売ってないし。コーヒーもしまってるし。やれやれ。
ここまで夜もあまり冷えずに、わりに薄着であとはシュラフにくるまれば寝られたのだけれど、最終日のこの夜だけ強烈に冷えて、ダウンジャケットを着てシュラフで寝た。寒かった。でも、ようやくぐっすり朝まで寝られた。
最終日だし、このキャンプサイトの利用期間が、明日の昼には全員撤収になっているので、夜更かしするファンもほとんどいなくて静かな夜だったと思う。
三日月がきれいな夜。






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