2013年12月31日火曜日

2013/12/31 ニューヨーク4日目市内観光/ショウのポスター購入

ここまで渡せないままのプレゼント、もう現地で渡すのはあきらめることにした。相手もそんなに積極的に会いたがっている雰囲気でもないし、なんか労力を使って疲れた。

今日は買い物に行くことにした。
旦那が「どこかに古着屋はないかなあ?」と言う。

原因不明だがwifiが復活したので、アパートの部屋でiPhoneで検索。アメリカ在住の日本人や、ツアー系のサイト、古着買付などの関係で、わりとたくさん日本語のブログがヒットした。
その中に、滞在場所から、徒歩でいけそうなお店があったので、そこを目標にすることにした。
今回はしっかりと、紙地図にも場所をメモ。
開店時間が11:00だったので、朝食と散策も兼ねて9:30に外へ出た。

いつもとは反対方向へ歩く。こちら側に歩くのは、初日にIの滞在先へ行ったときだけだ。その時は次の角を左に曲がったが今日は右へ。まったく初めて歩く道。

曲がってすぐのところに、小さなスーパーマーケットらしい雑貨店(Natural Green Market)があったので入った。

品物が壁一面にびっしりと並んでいた。
普通のグロッサリーだと思っていたら、よく見るとビタミン剤やオーガニック食材などが多くて、健康関連のものを扱うお店らしかった。それに気づいたのはずっと後で、今思うと、もっとゆっくりじっくりと、陳列を見てくればよかったなと少し後悔。欲しいものがたくさんあったと思う。




以前友達にいただいたyogiというハーブティーが売っていたらアメリカで買いたいと思っていたのだが、このお店にあった。
しかも、私は知らなかったのだけれど、そのフレーバーの種類は壁一面埋め尽くされるほどあった。
たくさんありすぎて決められないので、ネーミングでWoman’s EnergyとRelaxed Mindを選び、あとはチャイ用にChai Blackを選んだ。
テイクアウトのフード類もおいしそうだった。先にこっちのお店を知っていたら、前2日間もこっちで朝食を買っただろうな~。



旦那と「コーヒーが飲みたい」と意見が一致。ローカルカフェも探せばいろいろありそうだけれど、チップ面倒だし、歩いていればどこにでもあるから、スターバックスでいいかということになった。そんな話をしているそばから、スターバックスが見えたので入店。本当にわざわざ探すまでもなく、どこにでもある。
昨晩マックでコーヒーを飲んだものの、こうして朝落ち着いてコーヒーを飲むのがとても久しぶりな気がした。旦那もそんな気持ちだったようで、窓辺の日当たりのよい席で、しばらく2人ともボーっとして過ごした。旦那はエッグマフィンのようなものを食べていた。チーズがとけていておいしそうだった。
私は甘いものを熱望していたので、チョコケーキにしたのだけれど、想定内なりに激烈に甘くて、甘いものは食べたかったけど、これじゃなかった…と思いながら食べた。



行動エリアはイーストビレッジ。昔は治安が悪いエリアだったけれど、今はそんなことはないみたい。


$1ショップがあったので入ってみた。あんまりおもしろいものはなかった。友達の娘に塗り絵を購入。支払いをしたらやけに高い。でも店番が、魔女のようなおばあさんで、怖くて聞けず。
店を出てから確認したら、値札が$1じゃなかった。

日本にもあるけど、100円均一とみせかけて、違う金額の品物も売っているという雑貨店だったらしい。$1じゃないけど、それほど高額なものでもなかったからまあいい。

時間がまだ早いのでほとんどのお店は閉まっていたのだが、手書きの看板の多い地区で、退屈することはなかった。



ピザとイタリアンのお店、わりと多い地区だった。



ひとまず、古着屋の場所を確認。調べてきたとおり、11:00オープンで合っていたので、それまでは周辺を散策。

まだ氷が残っている。とても寒い。

動物病院も個性あふれる手書き看板。この病院のように、地下にも店舗がついているビルがほとんど。



店の名前とか住所だけ強引に書き換えている(笑)。エビの頭がないのがシュール。

この人工色のお花、よく街角で見かけたのだけれど、造花みたいで日本人にはうけない気がする。

古着屋(Buffalo Exchange)がオープンする時間になったので行ってみたら、オープン直後なのにすでに人でごった返していた。女性ものの扱いが多いようで、お客さんも圧倒的に女性だった。
旦那はサイズもデザインも気に入ったシャツを2枚ゲット。
私は一度はレディースアイテムを見にいったのだけれど、品物と人のパワーに酔って、全然集中できない。真剣に見たら、欲しいものもあっただろうけどあきらめた。
でも、入り口付近で小物類を見ていたらちょうどよさそうな耳付きニット帽があり、今まさに寒さをしのぐために欲しかったので購入。
若干サイズがきつめだが、かぶれないことはない。店を出て帽子をかぶるときにふと目に入ったタグには、kidsと書かれていた…。そりゃサイズ小さいわけだわ。逆によく私の頭が入ったなあ。
帽子があるだけでずいぶんと体感温度が違った。冬のニューヨークの寒さはなめちゃいかん。

この時間になるとオープンしている店も増え、アンティーク店に寄ったり、洋服屋さんや雑貨店に寄ったりした。お店に入らなくても通りを歩くだけで本当に楽しい。






餌自販機

薬局があったので生理用品を買う。それから、アパートのトイレットペーパーは1つしかついてこなくて、無くなったら自分で補充する決まりになっているので、それも購入。トイレットペーパーのばら売りってあるのか心配だったけれど、普通に1巻単位でバラ売りがあってよかった。

そして、セブンイレブンを見つけたので入ってみた。イメージは日本の店舗とあまり変わらないけれど、ドリンクバーのようなカップ式の飲み物がいろいろ売っていた。



コンビニにもバラ売りのトイレットペーパーがあった。
部屋でお湯が沸かせるので、カップ麺を買っておくことにした。

ずいぶんと歩き続けたので、どこかで昼食をとることにした。ガイドブックの地図にはいくつかラーメン店があったので、このあたりには日本食が多そうだった。
わざわざ地図で見なくても、通りすがりにラーメン屋があったら入ってみようと決めて、最初に見つけたラーメン店(Zen6)に入った。


見るからに日本人の店員さんが出てきたので日本語で話しかけたら通じなかった。バイトの女子高生という見た目の雰囲気だが、まあ成人はしているのではないかと思う。
我々はオープンしてすぐの客だったらしい。席についた直後に買い出しに行っていたらしい店員さんが戻ってきて厨房に入っていった。その人も見るからに日本人の男性で、おらそく日本人オーナーかなと思ったものの、声はかけず。厨房には他にインド系のような男性が見えた。

メニューは片面は日本語、反対面は英語になっている。日本語側は、ここは絶対に日本人の店だと断言できる日本語メニュー。
定番の醤油・味噌、塩、そして豚骨がそろっているのだが、それと同時に日本のラーメン店ではお目にかかれそうにない創作メニューもある。

冒険するかどうかかなり迷った。でも、わりと金額も張るし、真剣にお腹が空いていたので、ここで冒険して外すと痛い目に合うよなあと考えて、結局2人とも安全策にした。なかなか$12使って、よくわからない食事をとるのは勇気がいる。
ラーメンバーガーというのもあったけれど、ラーメンが食べたくて入店しているのでそれもパス。

ランチセットがあり、サラダとサイドメニューにミニチャーハン・餃子・焼売のどれか選ぶことができた。私は醤油ラーメンと焼売。旦那は豚骨ラーメンに餃子。


想像していたよりも、見た目はとても美味しそうなラーメンが登場。
スープを飲んでみると、しっかり出汁がでていてとても美味しい。きっと日本人が作っているんだと思った。ただ、ものすごくぬるい。豚骨も同様。日本なら交換してもらうレベルのぬるさ。
そして麺。予想していたけれど、予想を超えて柔らかい。私は日本では麺やわらかめが好きなのだが、そんな私にとってもこれは柔らかい。そしてなぜか麺もぬるい。
ぬるい+やわらかい…。
スープが美味いのでなんとか食べることはできた。普段はバリカタを食べる旦那は、私以上に苦戦していた。シュウマイと餃子はごく普通。

私たちが待っているときに、7人連れの団体さん入店。英語とフランス語で話している様子。お客さんは、ラーメンの種類について、いろいろと店員さんに質問していた。
聞き耳をたてていたら、日本系のメニューの人は1人か2人で他はカレー味のTajiMakhalとトマトのCalifornia Ramenが人気だった。そして、宗教かベジタリアンかわからないけれど、そのうちの何人かはチャーシュー抜きにしていた。オーダーをとるのが大変そうだった。
私たちがいるうちにそちらのテーブルのラーメンも完成。言葉はわからないけれど、全員けっこう気に入った様子で食べていた。その食べる様子を見ていると、吹いて冷ますと麺をすするが両方できないから、きっとわざとかなりぬるく作っているんだろうなと思った。日本と同じ温度のスープでラーメンが出てきたら、結局冷めるまで食べられないだろう。

我々が食べ終わるときには、さらに2人組が立て続けに2組入店してほぼ満席になった。繁盛しているお店だった。

歩いている時に、他にたくさんの日本的ラーメン店を見かけたのだが、どんなラーメンを出すのか気になる。あとで調べたら一風堂もかなり近くにあったらしい。

その後は、徐々にアパートをめざしながら適当に歩いて帰宅。少し昼寝。
とても寒くて、上着のフードをかぶっている人が多かった。日本ではフードはほぼ飾りと化しているけれど、冬のニューヨークでは実用のためにある。



ショウまではだいぶ時間があるけれど、MSG付近を観光してもいいし、会場に向かってみることにした。もしかしたらポスター待機にまだ間に合うかもしれないし。
駅では仮面バンドが演奏中。


16:30頃だと思う。会場に着くと、やはりポスター待ちの列ができていた。100人くらいかなあ。私たちは実はこの方式でポスターを購入するのは初めてだったので、いまいち手順がわからないがスタッフはここに並んでいればいいと言うので、そのまま列についた。

私の前の人はしっかりとポスター筒を用意していた。

数人前に日本人がいるなあと思ったら友達のE君だった。話している相手は、この列で知り合った日本人ということだった。
時間が経つにつれて、後ろにどんどん列が伸びていく。

声をかけてきた人がいて、誰かと思ったらIだった。Phishを見るわけではないけれど、ご両親もサンフランシスコからニューヨークに旅行に来ているそうで、今日はご両親と観光をしていたそう。それでお父さんと2人だった。親子そっくりだった。
お父さんもとても感じのよい人だった。
「日本の原発は大丈夫か?」と聞かれたので、「いまでも非常に危ないよ。何も解決していない。私たちに近づくのも危ないかもしれないよ」と言うと笑っていた。
冗談っぽかったものの、西海岸に暮らしていれば、日本の放射能汚染のことは気にならないわけがない。

たしか18:00頃に、ポスター用のリストバンドが配られて、それから先頭から順に誘導されていったと思う。1回に10人ずつくらいかな。
売り場が2つあるので左右に分けられて入場。
私と旦那も左右別に振られた。

物販に着くと、ポスターは2種類だった。一番欲しかったJim Pollockの版画ポスターはすでに完売していた。ほかの2種類のデザインは正直言ってどちらも好みではなかったけれど、せっかく並んだので1枚買った。旦那がどうするのかわからないけど、もしかぶったら誰かに譲ってもいいし。隣の人は両方買っていた。私はてっきり1人につきどれか1枚しか買えないと思っていたのだが、たぶん各種類1枚ずつまで買えるっぽい。3種揃っていたときがわからないのでなんとも言えないけれど、2種類を買えるというのはわかった。ポスターを受け取る際に、リストバンドをはさみで切って回収される。
旦那側に行くと、旦那はまだ購入していなかったので、私が買ったものと違うデザインを購入。


このポスターを購入する人の列の写真がオフィシャルサイトにアップされていたのだが、Facebookでは批判的なコメントがいくつもついていた。写真は列を正面から撮影したものだが、最前列から数人は、見た目で判断するのも悪いけど、たしかに熱心なPhishファンという雰囲気はないように見える。
この販売方法は、ショウのチケットの有無は関係しない。単純に早く並んだ人から誰でも購入できる。PhishのポスターでもJim Pollockの版画は特に人気が高く、オークションサイトではすぐに定価の倍くらいになる。

全会場がこの販売方法ではなく、ショウチケットは必須で、会場内に入ってからの先着順もあるかもしれない。2009年のGorgeはたぶんそっちだったと思う。
基本的には先着順というシステムだから、まあ欲しけりゃ早く並べってこと。
公平な売り方はなんてものはないと思うし、私はこの方法で悪いとは思わないけれど、ファンじゃない人が転売するために買うのは気分がいいものではないな。

ちなみに、ほとんどのポスターは前日か当日にオフィシャルの写真でデザインが公開されることが多いけれど、Jim Pollockのものは、発売があってもデザインは公式には公開されないままのケースも多い。Twitterなどでファンがアップしたり、それこそオークションに出ているのを見てデザインを知るパターンもある。

ポスターを手に入れて落ち着いたのが18:30頃だったかな。
私たちより少し前に並んでいたEくんも、残念ながらJim Pollockは手に入らなかった。
屋外の寒い行列からようやく解放され、ポスターも手にしたところで、落ち着いてEくんと話す。何度かPhishの公演を見ているEくんに、実は昨日全くWifiが入らなくなって苦労したという話をした。
モバイルwifiを見ると、まさに今も薄い紫のランプになっていてつながらなくなっていた。

「それって、モバイルwifiの裏蓋を開けて、電池パックを1度外せば直るよ」とEくん。

「え、そうなの!?」

さっそくやってみようと、モバイルwifiを裏返して蓋を外そうとしたら、なんとその蓋部分に日本語のシールがでかでかと貼られていた…。


えー!えー!えー!

こんなに大きく、そうやって書いてあるじゃないか…。丸二日近く、私はこの日本語が目に入らなかったのだ。自分でも信じられない。
ちなみにこの文章は、wifiに付属した取説や、アダプターなどの機器には一言も書いていない。本当に本体の裏蓋にしか書いていないのだ。
でも、普通は、本体をじっくり観察するわけで、間違いなくこれに気づくのだろう。
私なんて、この隣に小さく書いてあるパスワードを確認して入力し直しまでしたにもかかわらず、この日本語に気づかないなんて、ほんと、どうかしてるわ…。

さっそく、裏蓋を開けて電池を外して入れなおす。ただ、それだけで明るくグリーンランプが点灯してwifi復活。

E君と軽い食事。あまり時間もなかったので、MSGのすぐそばにある、29日にMちゃんと入ったハワイアンレストランLucy'sにした。



旦那は前回同様ブリトー、私は少し軽めでホットドック。Eくんはタコスにしたら、タコスはとても小ぶりだった。ブリトーも美味しかったけど、今回のホットドックもとても美味しかった。


外に出たら、昨日までクリスマスカラーの緑×赤だったエンパイアステートビルのライトアップがNew Year's Eveは虹色になっていて、とてもきれいだった。

この白い状態と虹色と交互に起こるので、案外写真がうまく撮れない。

それから会場へ移動。
あっと言う間の最終日。大晦日。

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