2013年12月30日月曜日

2013/12/30 ニューヨーク3日目(後編)オフ会、対面、ショウ

Wifiの使えないiPhoneは、今何の役にも立たない状態。
オフ会の会場はメモしていなかった。ただ、日本にいた段階で、最寄駅の位置とお店付近のストリートビューをチェックしていたので、それでなんとか行ってみる。
29日に出かけた写真展の会場へ行くときに降りた駅の次の駅というのも記憶に残っていた。
これらの記憶を集結し、なんとか会場に到着。

ここからはMSGに行くのには、違う地下鉄でも行けることは調べてあったし、お店に入るときに地下鉄の入り口を確認しておいた。

AOA Bar & Grillに入ってみると、わりと広さのあるダイナーだった。私はお店全部が貸切なのかと思っていたのだが、店内を見回すとそういう雰囲気でもないようだった。
アメリカのこうしたBarは入り口に案内カウンターのようなものがあるので、そこの女性に「ここでPhishのパーティーを開催している?」と聞いたら、奥の一体がそうだと教えてくれた。
もともとこの会に誘ってくれたSさんを探すが見当たらない。パーティーといっても、たいてい3,4人ずつ仲の良いグループでまとまって談笑している状態で、なかなか入っていきづらい。
緊張してテンパっていたが、よく見ると、その会に参加しているメンバーは胸にTwitterアカウントを書いた名札をつけているのがわかった。
そこで、一人でビールを飲んでいる人に日本人は来ているか聞いてみた。その人はざっと店内を見回して、「あそこにいるのは?」とひとつのテーブルを差した。後ろ向きだがたしかに日本人っぽかったのでそのテーブルに近寄ったら、たしかにアジア系の人だったけれど、探していた友達ではなかった。
さてどうしようかなと思案していたら、そこに見かけた顔がようやく。Sさんの友達のアメリカ人Pだった。私は直接対面するのは初めてだったが、お互いに写真での面識はあった。
私も知っている顔をみつけてホッとしてPに近づいて声をかけた。
彼も私がここに来たことにとても喜んでくれた。そして「Sは体調が悪くてまだ家にいるんだけど、あと1時間くらいしたら来るよ」と教えてくれた。



それでようやく会の受付をした。実は受付もどこにあるのかもわからない状態だった(汗)
PはPhan artという、Phishのファンが個人的に制作しているグッズを販売しているネット通販のサイトのオーナー。このオフ会自体は仲の良いファンたちの団体が主催してやっているらしいのだけれど、その中でPhan artプレゼンツで抽選会もあるという。何ドルか忘れたけど参加費を払うと、あとで抽選で何かグッズがもらえるということだった。
荷物を置いて名札をつけてようやく落ち着いたところで、Pに話しかけられた。例のプレゼント交換、私にプレゼントしてくれる相手がなんとPだった。想像していなかったのでびっくり!
そして彼は、たくさんのピンバッチを私にプレゼントしてくれた。嬉しいなぁ。
私はまだ私がプレゼントをする相手には渡せていないのだけれど。
こちらは、Pにお土産として、サンマの図柄のてぬぐいと、私の作ったクッキーを渡したら、とても喜んでもらえた。

主催からは、参加記念品?としてCoozyをいただいた。

ようやくビールを飲む気になってカウンターに行くと、ビール名だけでメニューがいっぱいになるくらいにビールメニューがたくさんあった。
隣に名札を付けた人がいたので、とりあえず生ビールがいいということと、おすすめの銘柄を聞いてみると、「これが美味しいと思うけど、オーダー前にテイスティングさせてもらうといいよ」いって、それをバーテンダーに伝えてくれた。
少しして、ショットグラスに注がれたビールを持ってきてくれた。
銘柄は忘れたけれど、美味しいかったのでそれを注文した。
そして彼と乾杯をした。
トビウオのデザインされたパーカーを着ていたので、それいいねと褒めたら喜んでいた。背中のデザインも見せてくれて、何か日本との関連がどうこうという会話をしたのだけれど、その内容をすっかり忘れてしまった…。

片言ながら少し話をしたあと、ふと、もしかしてフリーWifi飛んでるんじゃないか?と気づく。
iPhone片手に店内をうろうろしてると…おー!!!Wifiキター!!!

いくつかメールを書く。私がFacebookで見て買いたいグッズがあったのだけれど、それを相手が手渡しで持参してくれていることになっていたので、まず連絡。これがうまく連絡がついた。
まだ宿にいるからショウの前に渡せるということだった。
友達も一緒だからMSG到着時間がはっきりしないという。だから幅をもたせて18:30~19:30を目途に、MSG前のPenn駅階段を上がったところにあるニューススタンドで会うことにした。

前日にMちゃんが提案してくれてMちゃんと待ち合わせた場所。昨日の経験がないと、すんなり待ち合わせ場所も決められなかったけれど、昨日があって今日がある。よかった。

もう一人、プレゼント交換の相手とは、ずっとすれ違い。今回もダメもとで、上記の時間はMSGの外で待っているけど、今ここを離れるとWifiがつながらない可能性があるから、このあとこちらからは連絡がとれないことを書いて送信しておいた。

ただでさえ慣れない英文で、しかもこの店のフリーWifiが通じている間に、ひととおりのやり取りを終わらせなくてはならない。
本当はこの会に参加した他のファン達ともっといろいろと話をしたかったのだが、結果としては一人会場の隅でずっとiPhoneを触ってる人状態で、とっても残念だった。

そんな中で声をかけてくれた人がいて、顔をあげると、去年のプレゼント交換で私宛にプレゼントを送ってくれたKがそこにいた。

約束をしていたわけではないけれど、きっとこの場で会えるだろうと思っていたので、とても嬉しかった。手ぬぐいとクッキーを渡した。
彼が去年私にプレゼントしてくれたNICUのTシャツ、これがXLくらいのビッグサイズで、まったく着る機会がなかった。今回NYのショウに来るのに、友達にお願いして、思い切ってこのTシャツをワンピースにリフォームしてきた。そのことをKに説明して、そのワンピースを見せると喜んでくれた。Kに見せるためにこのワンピースを着続けたので、本当に本人と出会えてよかった。
彼の友達に、私がいつのショウを見たのか説明してくれたのだけれど、しっかりと覚えていてくれていた。
私のWifiがつながらなくて、今ここでメールをたくさん書かなくてはならない状況で、あまり話もできずに申し訳ないことを詫びた。

18:00を回ったので、そろそろ時間を気にしながら移動しなくてはならない。
最寄駅は近いし、到着駅もMSGのあるPenn駅に着くからたぶん全部で15分かからないだろう。
それでも慣れない場所で一人なので心配。

Pに、「そろそろ会場に向けて出なくてはならない」と言うと、「あと少ししたら最初にエントリーした抽選会が始まるからもう少し待っていて。」と言われた。気は焦っていたけれど、その5分、10分は大きく影響することはないなと思い直し、この場を楽しむことにした。
抽選箱から順番に名前が引かれて、Tシャツとかいろいろなグッズが配布されていった。私は、ここでもピンバッジが当選。
それを受け取ったところで、Pにお礼を言って会場を出た。

あとで確認したら、ニアミスで私がお店を出た直後にSさん到着というタイミングだったみたい。


MSG駅はPenn駅とつながっていて、予想していた以上に広かった。新宿みたいな感じ。
でもどう見てもショウに行くんだなあという人がワラワラ歩いていたのでついていくと、階段に到着して、階段を上ったらそこはMSGだった。

iPhoneをチェックするとWifiポイント一覧が出てくるものの、近くに見えるホテルのとか公共の施設のものに順番に接続を試すが無駄だった。
ここからは、ただひたすら孤独に人を待つ。これが辛かった…。ただでさえ極寒なのに、屋外でじっとしているだけだから、どんどん体が冷えていく。
今思うと、後ろのニューススタンドとか向かいのマックでコーヒーでも買ってくるくらいの余裕はあったのに、こういう状況下にいると、そんなことすら思いつきもしないという。

もうすぐ19:30になってしまうなぁというときに、正面から男性がこちらに近づいてきた。
待ち合わせていたTだった。Facebookだけのやりとりだったので、これが初めまして。
まず到着が遅くなったことを詫びてくれた。約束には間に合っているし、寒かったとはいえそれは特にこちらも気にしていなくて、とにかく滞在中に無事に会えてよかった。
彼は、「これだよ。」と大きな紙袋を持ち上げて見せた。

友達からNYはダフ屋行為に対して警備がとても厳しいことや、他の会場でよくあるような個人がストリートで行う物販に対してもとても厳しいという話を聞いていた。
実際、ほかの会場では必ず目にするファンが出店をするパーキングロットがない。

そんなわけで、我々は後ろめたいことはないのだけれど、あまり人通りの多いところでお金のやりとりをするのは誤解されそうだしよくないなと思い、MSGの入り口寄りで、あまり人のいないあたりへ移動して立ち話をした。
品物は想像よりも大きな梱包だった。それを2つ受け取りお金を支払った。
見た目だけでなく重さもかなりあった。

中身はこのスノードーム。

送信者 1/4/2014 おまけ


本当は日本にも郵便で送ることはできたであろうけれど、こんなにかさばるし重たいものを手渡しで持ってきてくれて本当にいい人だなあと思った。用意してきたお土産を渡したら喜んでくれた。
Tが一緒に来た友達はすでに中にいるという。席はお互いにスタンドだったので会場への入り口はこの正面だった。
私に「一緒に会場に入る?」と言ってくれたのだけれど、今受け取ったこの荷物が荷物チェックで引っかかるのは面倒だし没収されたら困るので、「私はこれをホテルに置いてきてから入場する」と伝えてそこで別れた。

もう一人とは会えなかった。会場内でメールを確認すると、私が連絡したときにはすでにMSGの中だったから行けなかったと書いてあった。

日本にいたときに調べたのだけれど、Penn駅にはコインロッカーがない。ただ、荷物を預かってくれる会社の店舗があり、そこに預けられるとアメリカ版質問回答板に書いてあった。
しかし、私はその会社名を控えるのを忘れた。

※今調べてみたら違った。
Amtrakという電車に乗るチケットを持っていて、それで他に移動する予定ならAmtrakのBaggage Storageを利用できるという内容だった。結局のところ、ここを使うか滞在するホテルに出発まで預かってもらうとか博物館に預けるとか、そんな対策しかないらしい。
コメントの一つに911によって、lockerが失われてしまったと書いてあった。防犯上仕方がないとはいえ、どこにでもコインロッカーのある日本は便利だし、そうした治安面では平和だよなぁ。

地下に降りて、駅構内の売店のいくつかに、荷物を預けられるところを知らないかと聞いたけれど、どの人にも「駅の中では荷物は預けられない」と言われた。

無駄に時間が過ぎてしまった。時間も20:00近くになってしまい、決意していったんアパートに戻った。寒い中で待っていたうえに気持ちが焦っているし、荷物も重くてへとへとになってアパートに到着。そして5階までの傾いた階段がきつい…。

部屋に着いたとき、思わずベッドに倒れこんでそのまま寝てしまおうかと思った。
旦那は体調が回復したようで部屋にはいなかった。安心した。
私もなんとかベッドの誘惑を振り切り、荷物をテーブルに置いてすぐにMSGに折り返し来た道を急いだ。

荷物チェックを通過したのが、20:30くらいだったかなぁ。ちょっと記憶があいまい。さすがにこの時間になるとロビー付近には、ほとんど人がいなくなっていた。
すでにライブがスタートしているらしく演奏しているらしき音が聞こえた。
今回は一番上のスタンド席なのでしばらくエスカレーターを上り、そして売店でビールを買ってようやく席に行った。
旦那はすっかり元気な様子で、すでにビールは3杯目とか言っていた。
KDFがかかっていたので、「これ1曲目?」と聞いたら「そうだよ。さっき始まったところ」と言われ、思ったよりは見逃す時間が少なく戻ってこれたのだとわかった。駅で荷物を預けようと考えなければ、頭から間に合ったかもしれない。事前の準備が中途半端で役に立たないなと我ながら反省した。

この席、ものすごく天井に近い席で、ステージもはるかかなただし、どちらかというとwebcastのモニターを見ている状態なので、2人ともあんまりショウに集中力がない。
こんな感じ。上のモニターに映るトレイの手元を見ていたほうがいい(笑)
私もやっとホッと気が抜けて、ビールを飲みながらライブを見つつ、お互いの状況報告。

私がこんな時間を過ごしている間、旦那は18:30まで寝ていてそれから起きて19:00には会場に到着。席に着くところなのか入場ゲートなのかは忘れたけれど、日本人カップルに遭遇。
話をしてみると、この12/30が人生初のPhish。席は、うちの2列後ろで同じブロック。
そしてDachamboファンで、日本で何度かうちの旦那を見かけていて「いつもいる、テーパーの方ですよね?」と言われたそうだ。テーパーじゃないけどDachamboの会場にはよくいたし、旦那は見た目が目立つので、こんな風にうちは面識ないけど、相手に一方的に認識されていることはよくある。

そんなこともあって意気投合して、ショウが始まるまでの間に彼らといろいろと話していたそう。
そして彼らは、今日しかチケットを持っていないという話を聞き、旦那は、MSGの中でもこんなに視界も音もよくない場所の席でこの1回のショウを見ただけでPhishを体験したというのはもったいなさすぎると思い、「とにかく何とか明日のチケットを探して、絶対に明日も見たほうがいい」と強く訴えたそうだ。

私はさかのぼること1時間前、ちょうどAOAでWIfiがつながったときにIからメールがあり、「NYEのチケット2枚余ってるんだけど誰かいかない?」と言われていたのだった…。でも知っている友達はすでにチケットを持っていたから明日のチケットは足りていると返信してしまっていた。
MSGはフリーWifiがあるのでIに連絡してみた。すると「ゲート入る前に人に譲ってしまったので、もうない」と言われた。

旦那はアメリカ人の友達と同行している「Sに今、連絡をとってちょっと聞いてみてくれないか」と私に言うので連絡。ショウの最中に申し訳ないと思ったけれど、快く協力してくれて「ちょっとサイト見たり、いくつかあたってみるよー」と言ってくれた。
「ところで今日はどのブロックで見てるの?」と聞いたら、なんとこの広い会場で偶然同じブロックだった。びっくりした。
我々よりはだいぶ前の方だったので、ショウの最中では探すことができなかったけれど、せっかくなのでセットブレイクで少し会おうということになった。

セットブレイクになり、まず先ほどのカップルと話すと、なんとこのショウの間に、iPhoneでチケマスのチケット譲渡コーナーをチェックして、すでにチケットゲットできたということだった。
いろいろとすごい時代になっている。
※チケマスのことをまだ書いてない気がするけれど、そうなんです、チケマス内でのチケット譲渡ができるようになっているのです。偽物に対する苦肉の策なのだろうけれど、利用者側は非常に効率がよいシステムになっている。

Sさんが下の方から上がってきてくれた。事情を説明して、彼らは無事にチケットを入手できたことと骨を折ってくれたことのお礼をした。ほんと、ショウの最中にメールするのは申し訳なかった。
さっきのオフ会でSさんと会えなかったので、今回のNYではたぶん会えないままになりそうだと思っていたが、まさかこんな形で会えるとは。縁はつながっている。
なぜかブレまくりな記念写真。
ありがとうございました。

Iから「こっちの席座れるからおいで」と連絡があり、そのカップルと一緒に4人で移動。
そこは、1階のわりと前の方で、GAのWESTとEASTの境目を真横から見ているような位置でほんとうにいいポジション。
呼んでくれたIに感謝。

2ndは、この場所でじっくり楽しむことができた。

トイレに出るのには、当然だけどこの場所のチケットが必要で、私は隣にいたIに「トイレに行くからチケットを貸して」と言った。すると、一瞬躊躇するI。
そして、ちょっとしぶりつつも、チケットホルダーからチケットを出し「keep flat(だったと思う)」と、何度も何度も念押しをしてからチケットを貸してくれた。この気持ちは私も非常によくわかるので、とにかく絶対に大丈夫だからと言ってトイレに行って戻ってきた。
チケットを返すやいなや、そおっと大切にホルダーに戻していた。なんというかIらしい行動だった。見ていて面白くって笑ってしまったけれど。

我々もチケットは絶対に折らずに持ち帰りたい。日本にいる間にチケットサイズに合わせて、硬い板を入れたチケットホルダーを作ってきたくらいなのだ。
持ち帰ったチケットは額装して部屋に飾るのだ。だから絶対にチケマスではなく、オフィシャルがいいとこだわっている。

でも、アメリカ人で、チケットをきれいなままキープする人は、おそらくとても珍しい。オフィシャルでもチケマスでも、チケットならどっちでもいいし、オフィシャルチケットでも、特に気にすることもなく、くしゃくしゃっと無造作にポケットにつっこんでいる人が多い。
入場するときのチケットゲートの時点でも2つ折りにしてる人も多く、ショウが始まってから、席とトイレや売店を行き来するたびにチケットを出し入れするのでどんどんボロボロになっていく。

だから本当にIのように、チケットをきれいなまま保存する人は珍しい。

この日もショウの後に、I達とSTOUTまで行ったものの、店内が激混みなうえ、彼らは友達と会って話しこみ始めたので、我々は別行動にすると言って別れた。


通りがかりのアジア系の観光客らしき人にMSGをバックに写真を撮ってもらった。
そしたら、このポーズをしてと言われたので、こんなひょうきんな夫婦写真になった。

カレーを食べたきりだったので、2人ともとても空腹だった。
なんでもいいから今すぐ何かを食べたくて歩いていたらマックがあったので、迷うことなくそこへ。

日本のハッピーセットのようなものがたぶんあって、それのおもちゃ。


2階の席はガラガラだった。全然落ち着かないネオン…

空腹と疲労をまさかマックのハンバーガーに救われるとは思いもしなかったけれど、このときはとてもおいしく感じた。NYに来てコーヒーもずっと飲んでいなかったことに急に気づいた。温かいコーヒーと空腹を満たすハンバーガー、最高だった。

いつもの駅に到着。

警察のこの乗り物、楽しそう。

アパート近くの道路に、大量のフライヤーが落ちていた。信じらないくらい大量だった。
拾ってみたら、近くにあるベビザラスのフライヤーだった。

長かった1日。
なぜかこのタイミングで旦那がアパートのシャワーを撮影していたので脈絡はないけどアップ。

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