2009/08/09(SUN)Gorge→Seattle→日本

2:00　会場出発

まだまだ、シェイクダウンにも大勢の人が繰り出し、どこのタープでも宴が続くさなか、後ろ髪をひかれながらエンジンをかけて車を出す。

こんな時間なのに眠くないのは、滞在が短すぎていまだ続く時差ボケか、はたまた、ついさっきまでのショウの余韻か?
どちらにしても、目はギンギンに冴えているので、集中して車を運転。

会場出口では、来た道と反対側に矢印が出ていたので、指示どおりに走る。15分程度で、90号Westに乗る。来たときよりもひとつ東側の入り口。


あたりに何もないし夜中は特に見るべき景色もなく、ひたすら暗闇の中を走る。後続車もこないし、スピードを上げても前に見える車もいない。いくつか通り過ぎる入り口から合流してくる車もいない。
おそらく、1時間以上、1台の車とも出会わずに走り続けた。

たしかラジオをつけていたのだが、まだ脳内BGMがなりやまないので、ラジオはたいして聞いていなかった。

2時間ほど走ったところで、一旦ハイウェイを降りる。
本当はマックあたりが営業しているのを期待したのだが、マックやスタバは24時間営業にはなっていない。まだこの場所は田舎の方なのだと思う。
買い物しようと、向かいにあった24時間営業のSafewayに立ち寄る。
でも、まだ私たちは最後に車にガソリンを給油しなくてはならない。その金額がわからないし、旦那と私の所持金を合わせても、すでに$100をきっている。もうむやみに財布を開くことができない。

それでも、ホットドリンクだけほしかったのと、トイレに行きたかったのだが、この中のタリーズコーヒーもまだ営業していない。どちらの目的も果たせず、店を出た。

旦那と運転を交代。私が空港へとナビ。405号をSouthに入る。空港までは、あと30分ほどだろう。このあたりで、夕立のような雨に合う。



周囲には、住宅や工場が立ち並んだ。今まで走ってきた道とはだいぶ景色が変わった。



そのまま518号に入り、もうすぐ空港だーと思ったら、すでに空港だった。一般道に出ないで、そのまま空港のパーキングに入れるようになっているのだ。


これって便利かと思いきや、ダメじゃん。まだ給油してないし…。

しかし、とにかく一旦パーキングに入るしかないので指示にしたがって入る。レンタカー返却口はすぐそこだが、まだ返却できない。

ぐるりとまわって、パーキングの出口へ。
出口には守衛さんがいて、レンタカーの書類をチェックされるのだが、「給油を忘れたからガソリンスタンドに行きたい」と言って、ガソリンスタンドの場所を聞いて外に出してもらう。

3日前に走った道。


すぐにスタンドが見つかった。
当然セルフスタンド。日本でもいつもセルフスタンドだし、簡単だろうと思ったのだが、早くもお金を支払う時点でまごつく。
ようやく、店内のレジにまず行くということが判明。

そして、給油をしようとするがノズルを持って取っ手を握ってもガソリンが出てこない…。
手順はイラスト入りで書いてあり、そのとおりやってるはずなのに出ない。

見かねた店員さんがやってきた。給油ノズルがかかっているフックにロック機能がついていて、それを手で持ちあげて解除しなきゃいけなかった。
そのイラストの意味がちっとも理解できなかったのよ。実際にやってもらって納得。

日本だと、ノズルを持ち上げれば自動的にロック解除されるからなぁ。

あとは、旦那にまかせて、私はようやくトイレを借りた。


旦那にガソリン代がいくらだったか聞いたら、$40弱くらいだったみたい。レシートがないので不明。


けっこう手間取った。次回レンタカーを借りるなら、満タン返しにしなくていいオプションを絶対つけようと思った。
帰り道の空港近くで、ガソリンスタンドを見つける手間が大変だと実感。


5:55　空港到着。

レンタカー返却場所へ行くと、そこは、前から順につめて、2列の縦列駐車をしていくようになっていた。とても簡単。
そこでスタッフが待っていて、ひととおり車を確認して、書類を受け取っておしまい。


出国ゲートに行くと、すでにチェックインが始まっていた。荷物を預けたほうがラクなので、とっととチェックインすることにした。
セルフチェックインは、行きに日本で体験しているし、UAは日本語ボタンがあるので、迷うことなくできた。ああ、でもパスポート読み取り機のついてる場所が日本にあったのと違った。日本のパスポートって大きいから、こちらの読み取り機には入らないからだろう。


とりあえず、2人ともお腹が空いていた。
何か食べようということになったが、店がとても少ない。大きい空港なのに。

一周歩いてみるが、カフェのような軽食の店しかない。

出国審査のゲートがたくさんあるのだが、その向こう側にいくつかレストランらしきものが見える。
私が「これ、もう中に入っちゃったほうがいいんだよ。中にたくさんお店がありそうだし。」と言うと、旦那は「でも成田だと、ゲートの外だよな、店があるのは。」と言う。
私もそう思ったけれど、どう見ても中にレストランが見えるのだ。お互い空腹と疲労でちょっとイライラしていた。
「あのスタッフに聞いてみよう。」と言って、私が歩き出し、出国審査のラインを仕切っている女性スタッフに聞いてみると、どのラインでもいいから並べば手続きできるし、入ったあとにたくさんレストランはあるらしいということがわかった。

靴まで脱ぐけれど、出国審査は簡単。


ようやく中に入ると、土産店とレストランがたくさんあった。
所持金を確認すると、2人で総額$70くらい。少ない…。


7:00　朝食

まずは、腹ごしらえ。たっぷりのサラダとコーヒーが胃におさまり、ようやく落ち着く。

旦那はWendy's でハンバーガー。私は、PALLINO PASTARIAで、パニーニトースト、シーザーサラダ、コーヒー。サラダは旦那とシェア。



あとは、お土産。所持金が少ないものの、私の職場・実家・義妹の家、そしてじいさんくらいには何か買って帰りたい。
何件かお土産を見てまわり、財布と相談しながら物色。
旦那は疲れていたようで、土産を見てまわるのが面倒そうだったので、旦那と別れて私ひとりで見てまわることにした。
予算があれば、楽しい買い物だが、"がっちり買いまショウ"的に、所持金とのにらめっこに必死で、思うように「これいいな」というものが買えない。

時間をかけても埒があかないので、「お土産は気持ちだよ」と、都合よく割り切ることにして、シアトル名物のSeattle Chocolatesを買ってよしとした(帰国後、職場に買っていったものを少しつまんだら、とてもおいしいチョコレートだった。シアトル土産にオススメです)。
じいさんは、わりとベタなもののほうがいいよなぁと思い、いかにもって感じのSeattleと入ったボールペンに絵葉書、じいさんの好きそうな甘そうなクッキー。高級なものじゃないけど、喜んでくれるでしょう。


本当は他にも何人かにお土産を考えていたのだけれど、所持金がないのであきらめた。車の鍵に$140も散財したのが響いた。お土産買えずにすみませんでした。

旦那と合流し、しばらくフードコートのテーブルでうたた寝。さすがに私も眠気がきた。



11:00　　昼食


2人とも少し疲労が抜け、目も覚めてきたので、空港内を散策。今までいた場所のエアコンがきつくて、旦那でさえも少し寒くなっていたようなので、温まりそうな(そして安い)食事を物色。
外れのターミナルにあった、アジア系デリManchu Wok に、スープのメニューがあったし、メインの焼きそばと炒飯がおいしそうだったので、2人とも意見が一致して、その店で購入。
2品盛りにしたら、焼きそばと炒飯どちらかを選択して、それ以外におかずが2品選べるようになっていた。だったら1品盛りでよかったが、もうオーダーしてしまったので、それを注文。
そしてスープ。



もう小銭はいらないので、その店にあった募金箱に入れた。

1人前がA4用紙くらいの器に入っている。ずっしり重いしでかい。
スープは、熱々のかきたまスープだった。とてもおいしくて、これで旦那も私も復活できた。
ここの料理はどれもおいしかった。
大量だったけれど、2人で完食。あらためて考えると、昨日はサンドイッチと夜のチキンしか食べていなくて、それからさっきの朝食だから、わりあいお腹が空いてたんだな。


それから、自分たちの乗るゲートを確認。そこは、陸続きになっていなくて、電車のようなもので移動するようになっていた。どおりで、このへんでは全然日本人に合わないはずだわ。

空港の床には名物のサーモンのモチーフ。






移動した先のゲートには、日本人がごったがえしていた。日本行きの国際便はみんなこのゲートからの出発。


まだ時間があるので、旦那とコーヒーを買うことにした。シアトルに滞在して最初で最後の本場スターバックス。
手元に残ったのは2人合わせて$30だった。ちょっとしたサバイバルだよなぁ。

誰かが読み捨ててあった新聞を見る。もしかしてショウの記事が載ってないかなと思ったけれど、さすがに、シアトルの新聞ではGorgeのことは扱わないわ。
朝現地出発なら、会場付近のスーパーかスタンドで新聞を買うつもりだったのだが。


13:16　UA875便は、定刻に離陸。





昼に出発して、夕方日本に着くので、機内食は昼食が2回。

旦那のビーフ




私のチキン


帰りは、私はほとんど寝ていた。
旦那は、おもしろい映画がやっていないと言って退屈していた。


ラストの機内食。
パスタとこれの2択だったが、私たちの席に来るまでにパスタはなくなっていて、有無を言わせず2人ともこのなぞの甘いうどん。



あと30分ほどで成田空港という頃、ひどい乱気流に入り、私は酔ってぐったり。

しかも、予定時間なのに着陸する気配がないなと思っていたら、
「ただいま空港が混雑していますので、順番が来るまで、上空で待機します。」と、機長のアナウンス。
グェー。もう気持ち悪くて頭痛くて大変だった。

成田の天気は雨だともアナウンスがあった。やだな。

8月10日(月)
15:15　成田空港到着


機内から出たとたんに、モワッとした熱気とまとわりつく湿度。日本に帰ってきたのを肌で感じた。日本の湿気というのは、本当に鬱陶しい。外は暗く、雨が降り、風も強そうだった。


成田エクスプレスのチケット窓口に行くと、大雨の影響で、遅れが出ているといわれた。
今からすぐに乗れるのは、16時発の快速(エアポート成田?)。

そこで、成田エクスプレスはやめて、旦那とダッシュしてJRの通常のきっぷ売り場できっぷを買ってホームに降りた。

16:00　快速に乗車

成田エクスプレスと快速とでは、時間の差は約30分で、金額の差は1,600円ほど。快速の車両は普通列車だから、荷物が邪魔といえば邪魔だけれど、個人的には快速でも何も問題ないじゃないかと思った。初めて使った。

品川で乗り換えるつもりだったが、新幹線は東京駅からの方が座れそうなので、東京で下車。

17:24　東京着

切符を東京までで精算してもらい、新幹線は自由席購入。

18:03　東京駅発　ひかり483号

思ったより混雑していなくて、座ることができた。
途中、じいさんに電話。留守の間、特に変わったことはなく過ごせたようで安心した。

19:06　静岡着

コンビニで簡単に夕食を買って帰宅。

19:30　帰宅

4日ぶりに風呂。体はウェットティッシュの体拭きを使っていたものの、ようやく髪が洗えてさっぱりした。風呂はいいなぁ。

おまけ

8月11日
05:07　静岡沖地震発生

地震で、部屋にあった焼酎の瓶が1本割れ、ある友達のために、お土産に買ってきたTシャツ1枚が焼酎まみれになった。本人には言ってないけど。洗濯したから大丈夫デスヨ。

おしまい
(他にまとめも書きます)

◆アルバム