2004年8月16日月曜日

2004/08/16 会場出発~朝食

8月16日@Vermont

7:00 起床

翌朝、7時頃起きる。テントの外に出るとMさん。全く早起き。
あいさつもそこそこに私はトイレへ。相変わらず世紀末的修羅場なトイレで強引に用をたしてテントに戻る。

すっきりしたところで、落ち着いてMさんと話す。どうして早起きなのかと思ったら、ほとんど寝ていないということだった。テントまでの道をそうとう迷ってしまったようだ。昨日のショウはやはり悲しくて仕方がなかったらしい。
荷物をまとめ終わる頃、AちゃんとNSさんも外へでてきた。ひとしきり、昨日のショウについて話をする。ラストの曲名はカーテンだと教えてもらう。言葉どおり、幕を閉じるというような意味も兼ねているのかなぁと話す。

予定通り、8時に出発。みんなと握手をして別れる。

空は快晴。これなら歩ける。入り口のゲートを出て、農道まで歩く。私たちのようにこれから歩こうとしている人たちが何人かいる。

そこへ、トラックが1台止まった。荷台に大勢の人が乗る。ピックアップだ!
乗りたいが、この車はすでにいっぱい。ドライバーに話し掛けると、ここで待っていれば30分くらいでまた戻るという。
T、Sちゃんと相談して、だったら歩くよりもここでピックアップを待った方が賢明だという結論に達した。
そして、5分もたたないうちに別のトラックがやってきた。私たちの目の前で止まる。まだ乗客がいなかったのですぐに乗せてもらうことができた。1人10ドルだったと思う。忘れた。金額にかかわらず、とにかく乗せて欲しかった。

トラックは農道を爆走。人を乗せているのを忘れているかのように、凹凸の激しいところもそのままの速度どガンガンとばす。しっかりと荷台の縁につかまっていないと振り落とされそう。

歩くつもりで衣類を軽装にしてきたので、ものすごく寒い。正面を向くと、息ができないくらいの向い風。隣にいるSちゃんを見ると、向い風で前髪が全開。

すると…、なんと前髪のかかっていた部分が真っ白!
気付かなかったのだけれど、あの真っ白だったSちゃんがばっちり日焼けしていたのだ。しかも、長い前髪と耳がかぶるほどの横の髪に隠れた部分を除いて…。
Sちゃんには申し訳ないけれど、私は大ウケしてしまった。だって見事な白黒のコントラスト。しかも、まゆげを境におでこは真っ白なんだもん。ちょうど、あごからもみあげのライン、まゆげをつないだ内側だけが日焼けしている状態。

するとSちゃん「そういえば、アメリカに来てから1度も鏡を見て無いです…」。
もちろん、Tも旦那も私も日焼けはしているんだけど、Sちゃんには笑えた~。といいつつ、私も鏡を見た記憶は車以来だから、人の事は笑っていられないのかも?



トラックに相乗りしたのは、私たち4人の他は、2人連れが2組。
トラックのドライバーが、「希望するところまで乗せて行くよ」と言い、2人連れのひと組は、ハイウェイの入り口より少し手前の脇道を山の方へ入るように指示。5分ほど入った、民家の前で降りる。知り合いか誰かの家だろうか。

それからハイウェイへ。私たちは、ハイウェイにこの(荷台に人を乗せた)状態では入れないと思っていたのでびっくり。しかし、結果オーライ。
ハイウェイの入り口から5分ほど走ったところで車を発見。PHISHのステッカーを貼っておいてよかった。2人連れも、車が近かったらしく、同じ場所で降りた。
ハイウェイの側道には、まだたくさんの車が乗り捨てられたときのままに置かれていた。

近くに乗り捨てられた車の窓にはこんなはり紙。
無事出会えたのだろうか?


時計を見ると8時半をすぎたところ。早い~っ。
歩いて4時間半の道を、車で30分弱で戻ってきた。感慨もなにもないが、とにかく楽にここまで戻ってこれてうれしい。もしも歩いて戻ったら…なんて想像するだけで身体が痛くなる。

無事帰還!



車に着くのは昼過ぎだろうと思っていたので、予定を何も決めていなかった。
走りながら考えることにする。今日1日が手に入ったことでとても気分がいい。4人とも御機嫌。

運転はT。とりあえず、ハイウェイの逆方向へ入らなければならない。次の出口を目指して走ると、なんと、途中でUターンのレーンが造られていた。たくさんの案内版と警察。ほんとうに、バーモントの警察は協力的だと感じた。

帰りの道も順調。途中、左折をするときに、Tが、普通に左車線に入ってびっくり。ちょうど車がいなかったからよかったものの、そうとうドキドキした。車がいたら思いきり正面衝突だよ~。

入った瞬間に私と旦那が「うわ~~っっ!!」と言ったので、Tもすぐに気付き、その場でバックをして右車線に入り直す。ほんとうに車が空いていてよかったよ。
なんだかSちゃんが弱っている。実は車酔いをするのだそうで、げんなりした顔。行きには一言も言わないから気付かなかった。

ハイウェイを降りてから、どこかで朝食をとろうということになったので、飲食店を探す。

喫茶店風なお店があったので入ってみた。とても陽気で元気な店主に出迎えられる。TとSちゃんは店主おすすめのミートパイを、旦那はラビオリを、私はサンドイッチをオーダー。
お店のショウウィンドウには、手作りのケーキが並んでいる。

サンドイッチ


ミートパイ


ラビオリ


私たちが入ったときにも、ちょうどクロカンブッシュのミニバージョンみたいなケーキのデコレーションをしていた。

食事が出るまで待っていたとき、店主が、大きな鉄板を手に私たちのテーブルにやってきた。「今焼き上がったブルーベリーパイだ。臭いだけわけてあげよう」と言うと、鉄板を私たちの前にさっと突き出して、またそのまま厨房に戻って行った。おもしろいおじさんだ。
厨房のすぐ近くに座った別の客は、ずっと店主に話し掛けられていた。とにかく話すのが好きな店主。


ずっとしゃべりっぱなしの店主


運ばれてきた料理はとってもおいしかった。
甘いもの好きなTが、チョコレートケーキをオーダーするというので、私も、さっき店主が造っていたクロカンブッシュみたいなものをオーダーしてみた。どちらも想像どおり、日本のケーキの3倍くらいは甘いものだった。しかも、Tのは大きさも3倍くらいだった。さすがのTも苦戦していた。
なんとかたいらげて店を後にする。おいしかったし、雰囲気もよかったし、いい店を選択した。

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